セルビア1部パルチザンに所属していた日本代表FW浅野拓磨がシーズン途中の電撃退団により、大きな波紋を呼んでおります。
浅野は2019年8月にアーセナルからセルビアの強豪・パルチザンに3年契約で完全移籍。今季はここまでリーグ戦33試合で18ゴール8アシストと躍動し、欧州主要1部リーグの日本人シーズン最多得点記録を更新していた。
浅野とチームの契約は22年夏までとなっていたが、浅野はいち早くチームを去ることになった。
浅野拓磨の契約解除の原因とは?
今回の契約解除に関して、浅野拓磨さんは自身のブログにて語っております。
「私、浅野拓磨はこの度パルチザン ・ベオグラードとの選手契約を解除しました」
「この決断をするにあたり、凄く悩みましたがクラブによる度重なる給与の未払い、またそれに対する不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった事がこの決断の理由です」
「パルチザンは自分にサッカー選手としてのチャンスを与えてくれたクラブであり、とても大切なクラブです」
「ベオグラードに呼んでくれたサヴォ・ミロシェヴィッチ監督、いつも信頼して後押ししてくれたアレクサンダル・スタノイェヴィッチ監督。大好きなチームメイト、チームスタッフ。そしてどんな時も応援してくれたサポーター」
「ベオグラードで出逢った全ての人に感謝しています」
と伝え、複数回の給与未払いとそれに対する対応を理由に契約解除したことを伝えております。
浅野拓磨の給与未払いの理由は?東欧ではよくある話??
浅野拓磨の給与未払いの理由は、一体、なんだったのでしょうか?
これに関して、チーム側も強気な姿勢を取っている様ですが、実は、東欧地域のサーカー界ではよくある問題の様です。
特に、外国人の対応はもちろんのこと、国内選手はなおさら給与未払いは、ざらにあると、、、、
何とも大変なことですよね?
これらの報道を受け、クロアチア1部のNKヴァラジュディンに所属するDF浦田樹がツイッターで東欧のサッカー事情を明かした。
浦田選手は千葉のアカデミーで育ち、15年にトップチーム昇格。ブラジルのPSTC、琉球、北九州などでプレーし、2019年にウクライナのFCゾリャ・ルハーンシクに加入。昨年1月に契約を解除し、昨夏からクロアチアのNKヴァラジュディンに在籍。
浦田選手によると、
「僕もウクライナ時代に給料未払い、不当な契約解除などがあった」
「僕以外の外国人選手4人も同じ扱いだった。正直言って、話が通じないレベル。ヨーロッパリーグに出てるクラブでもこんな感じのことが当たり前に起こるのが東ヨーロッパ。裁判で対抗するにしてもリスクや大きな労力がかかる」
「ウクライナのクラブ zorya luhanskと契約をしていた時の給料は現金手渡し。銀行口座を作らせてもらえなかった。契約解除金をもらう時も日本にいるのに直接、ウクライナに来いと。給料はドルの時もあれば、ユーロの時もある。どこからでてきているのか未知なお金。それが東欧」
と、実体験を明かした。何とも日本人としては、びっくりな対応ですね。
浅野拓磨さんに対する、未払いやそれに対する対応の詳細はわかりませんが、同じ様な感じだったのかもしれませんね。
さらに、契約期間もあと3週間くらいだったことや、チームメイトに何も話していなかったことを考えると、私たちが考えるよりもっと凄い内情だったのかもしれませんね。
浅野拓磨の今後の移籍の可能性について
今回の契約解除の件がどのように影響するか?は、わかりませんが、、、ということで、お伝えしたいと思います。
浅野拓磨選手は、セルビア・スーペルリーガにて、得点ランキング2位の18点を記録しており、今回は、パルチザンで活躍した選手がどのような移籍、特にビッククラブへ移籍した選手を追っかけていきたいと思います。
セルビアを後に、ビッククラブへ移籍するルートは、大きく2つに分かれており、
・セルビアからオランダやポルトガルなどを経由して4大リーグへ移籍するパターン
・イタリア国内から活躍するパターン
このケースでいくと、イタリアへ挑戦するケースが可能性があるのでは?と言われております。
これまで、浅野選手はブンデスリーガでの経験はあるが、セリエAでのクラブでの経験はなく、イタリアでの挑戦が視野にあるのではないでしょうか?
現在、イタリアには吉田麻也や冨安健洋が在籍、過去に、ご存知の通りも長友佑都や本田圭佑なども在籍しておりました。
しかしながら、FW選手のイタリア挑戦は、2012-2013シーズンの森本貴幸が最後であり、今のところイタリアでのフォワード成功例は見られていないため、かなりの未知数の挑戦となる。
諸問題が解決すれば、今シーズンの活躍を見れば、ビッククラブの移籍の可能性は高いと思われます。
まとめ
『浅野拓磨の契約解除の原因と給与未払いの理由は?今後の移籍の可能性について』ということでお伝えしてきました。
今回、浅野拓磨選手側からの視点から、見て行きましたが正直双方の意見などを加味していかないとわからないところもたくさんあります。
契約問題を少し横に置いてみると、チームの選手からすればシーズンの残り試合も少なかったこともあり「もう少し、我慢してくれたら、、、」という声や「直接、話してくれよ、、、」ということもあり、チームからも批判をうける形となってしまったようです。
なんとか、良い方向に話が進んで、来シーズンもプレーする姿をみたいですね!