香川県丸亀市の危険なため池とはどんな場所?釣りで事故が起きる原因と対策!

香川県丸亀市のため池で、釣りに来ていた父親と子供が命を落とす悲しい事故が起こりました。

実は香川県のため池では、過去にも何度か同様の事故が起きています。

香川県丸亀市のため池というのは、一体どんな場所なのか?

また、どのような危険が潜んでおり、事故が起きる原因や対策などはあるのか?

ため池で釣りをする危険性や、トラブル回避について検証していきます!

香川県丸亀市で起きた悲惨な転落事故

第一発見者は妻であり、帰りが遅い2人を心配して見にいったとの事です。

その後、近隣の方から110番して頂き、時刻は午後3時40分頃だった様です。

あまりにも悲しい事故であります。

香川県丸亀市の危険なため池とはどんな場所なのか?

事故が起こった場所は⇒『香川県丸亀市綾歌町(あやうたちょう)のため池』だったと報道されています。

そして、水深は深い所で6mあると言われています。

かなりの深さです。

下記の投稿は香川県のため池の写真となります。

事故が実際に起こった場所には柵がなかった様ですが、転落するとよじ登る事ができない様な高さのある池だったと推測されます。

香川県のため池の数は日本でもトップクラス

香川県は降水量が少なく、水不足に悩まされたいた事もあり、ため池の数はトップクラスです。

また、今回事故が起きた丸亀市綾歌町にも、小さな池から大きな池まで所々に作られてあります。

釣り好きの人にとっては、ついつい色んな池にいって釣りをしてみたくなる場所なのかもしれないです。

香川県で過去にもため池で事故

過去にも香川県の三豊市で同じ様な、ため池に転落する事故が起きています。

この時も、5歳の子供が被害にあっています。

小さなお子様、特に10歳未満の方は極めて注意が必要です。

ため池で転落事故が起きる原因と対策

池や海での悲しい事故では、子供が転落してしまい、助けにいった父親も陸にあがる事ができず力尽きてしまうという事があります。

どうしても子供の方が注意力が散漫になってしまう為に、転落というものをある程度想定しておく必要がある様です。

そもそも、釣り自体が禁止となっている池も多いのですが、コメント上でも「ライフジャケットを必ずつけさせるべき」であったり「浮き輪も念のため準備しておくべき」といった声が多くあがっていました。

また、今回の事故について、斎藤秀俊(一社法人水難学会会長、国大法人長岡技術科学大学大学院教授)は下記の様に述べておりました。

「ため池の水深は約6メートル。周囲に柵はなかった。」
瀬戸内の各県では雨があまり降らないため、ため池に水をためて農業用水の安定供給に使います。香川県は古くからため池の多い県で、瀬戸内海を挟んだ向かい側の兵庫県もため池が多く、ため池水難がやはり多いです。
ため池は一度落ちると這い上がることが困難で、例えば子供が滑って落ちて、大人が助けようとして落ちて、親子とも上がれずに溺死します。最近では、2016年7月1日に宮城県大衡村で親子3人がため池転落で犠牲になっています。
一度落ちたら這い上がれないということは背浮きで呼吸を確保して救助を待つしかありません。もっと言えば、危険なため池に近づき、釣りをやってはだめです。
亡くなられた親子のご冥福をお祈りします。お父さんは愛する我が子だけを旅立たせることはできなかったのでしょう。悲しすぎます。