フリージャーナリストの北角裕樹さんがミャンマー治安当局に逮捕・訴追されていた件。
その後が心配されていましたが、4月23日に「健康状態に問題がない」「不当な扱いを受けていない」ことを本人と電話で確認が取れ安堵の声が広がっています。
フリージャーナリストと活動されている北角裕樹さんですが、家族や経歴はどうなっているのか?
また、なぜミャンマーで活動を続けているのか?
異色の経歴をもっている北角裕樹さんについてお伝えします。
北角裕樹さんは1975年生まれ(46歳)で早稲田大学出身
ミャンマーで拘束されているジャーナリスト北角裕樹さんの釈放を求めます! https://t.co/iCx4MWaaZQ @change_jpから
— m (@mk10206019) April 24, 2021
北角裕樹さんのプロフィールは下記になります。
- 名前:北角裕樹(きたずみ ゆうき)
- 生年月日:1975年生まれ(46歳)
- 出身:東京都
- 学歴:早稲田大学卒業
- 在住:ミャンマー・ヤンゴン
- 肩書き:フリージャーナリスト ヤンゴン編集プロダクション代表
出身高校は不明ですが、東京都内の高校に行っていたと思われ、高校時代ボート競技の全国大会では優勝した経験をもっているとの事です。
北角裕樹さんの経歴は?元商社マン⇒記者⇒校長⇒フリージャーナリストへ
異色の経歴をもっている北角裕樹さん。
新卒で入った商社マンで世界の動きを見ることができ、さらに日本経済新聞の記者として培った経験を活かして、現在のフリージャーナリストへの道が開かれていったのだと思われます。
- 1998年(23歳)⇒伊藤忠商事に入社
- 2000年(25歳)⇒日本経済新聞の記者
- 2012年(37歳)⇒大阪市立巽(たつみ)中学校の校長
- 2014年(39歳)⇒ミャンマーに渡り現地情報誌「ミャンマージャポン」の編集長に
- 2016年(41歳)⇒ヤンゴン編集プロダクションを設立
- 2021年(46歳)⇒2月26日にミャンマー当局連行 4月18日に2度目の連行
北角さんは約2年間伊藤忠商事で勤務した後、12年間日本経済新聞記者として勤めています。
その後、全国最年少の37歳という若さで大阪市立巽(たつみ)中学校の校長に就任していますが2年程で更迭となっています。
その後、ミャンマーへ行きフリージャーナリストとして現在にいたりますが、記者として現地の情報を届けるという事が、過去の仕事の経験からやりがいにかわっていったのだと思われます。
北角裕樹さんなぜ中学校の校長を更迭になったのか?
2012年に全国最年少の37歳という若さで大阪市立巽(たつみ)中学校の校長に就任しました。
2012年8月に大阪市で私立小中学校の公募がされたところ、900名以上の応募があり、その中から合格者11名に選ばれたそうです。
商社マンとして、また、日本経済新聞記者として教育現場も見てきた中で感じた事を、実際の現場で変えていきたいという強い想いがあったのではないでしょうか。
選ばれるだけでも実際にすごい事ではありますが、現場では教育現場に携わった事もなかった事から、様々な問題が出てしまい更迭にいたってしまった様です。
問題となる言動が度々あった様です。
・1年生に向かって「君たちの授業には1時間当たり千円の税金が使われていることになる。つまらない授業なら千円返してもらうよう先生に言いなさい。」と発言。授業中に騒ぐ生徒が出てきたので、職員らが騒動の鎮静にあたる。
・保護者への対応に、校長として不適切な言葉使いや態度で保護者との関係を悪化させる。教頭が校長の謝罪を受けて入れてもらえるよう、家庭訪問して働きかける。
どうやら校長という役職には、北角さんには合っていなかった様です。
北角裕樹さんの家族
北角さんのご家族については情報があがっておりません。
独身である可能性は高いと思われます。
拠点をミャンマーとして活動して5年程経つので、仮に奥様や子供がいらっしゃったとしたら、今回起きた拘束された件では大変心配していると思われます。
北角さんは、ヤンゴン編集プロダクション代表としての肩書きがあり、主な事業内容はニュース記事・映像作品・雑誌などのコンテンツ制作となっています。
また、北角さんは国際協力機構(JICA)と繋がりがあり、JICAの日本人スタッフがミャンマーに在住しているので、今回起きた騒動もいち早く気付く事ができたのではと思います。
北角裕樹さんはなぜミャンマー治安当局に拘束されてしまったのか?
北角さんには「虚偽のニュース」を広めた疑いがかけられて、ヤンゴンの自宅で逮捕、その後訴追されました。
ミャンマーでは、2021年2月にミャンマー国軍がクーデターを起こし今でも混乱が続いています。
その中で、言論の自由ができなくなってきています。
北角さんは、ミャンマーの実状をメディアを通して伝えるという活動を続けていました。
実状を伝える事が、国軍にとっては都合が悪いと判断されてしまったと思われます。
ですが、北角さんの健康状態に問題がない事も、不当に扱われていない事も確認されており、twitterでも北角さんを釈放を求める運動が広がっています。
以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「ミャンマーで拘束されているジャーナリスト北角裕樹さんの釈放を求めます!」 https://t.co/CvjsVrnyAq @change_jpから
— coco (@coco84137328) April 24, 2021
北角裕樹さんはなぜミャンマーで活動しているのか?
世界各国ある中でなぜミャンマーという国を北角さんは選んだのか。
そこには、ミャンマーという国自体が長きにわたり軍事政権下で言論統制にあった事が1つの理由とHP(ヤンゴン編集プロダクション)にも書かれていました。
現地の情報を伝えるだけでなく、「現地のメディアの人材を育てる」という事も北角さんのミッションとして掲げている様です。
再び、言論統制は強くなってきてしまっていますが、北角さんが目指す、ジャーナリストやクリエイターを育成するという事にも力を入れていき、少しでも良い方向になって頂きたいです。
まとめ
フリージャーナリストの北角裕樹さんの経歴や家族についてお伝えしました。
北角さんは2014年にミャンマーにいき、2016年にフリージャーナリストとして独立してミャンマー現地の事を伝え続けています。
経歴は、商社マンや日本経済新聞の記者や中学校の校長と、異色の経歴をもっています。
どうか、身体や健康には気を付けて、安全に活動を続けていかれる事を願っています。